哀しみのアイリス
王女は恋に落ちた。汗と泥に塗れて剣を振るう、一介の騎士と。
許されざる恋。運命は、無情に二人を切り裂いた。
二人を映した水面に咲くアイリス。鮮やかな紫は、あの頃のまま。
アイリスの花言葉は、「愛」。
窓の向こう 揺れる花は寂しそうに
暮れる季節 手を振り離れた
アイリスの紫
ずっと側に居ると
約束した貴方の目は
どこか寂しそうだった
もう分かっていたの
気がつくと考えてる
その腕に包まれて
至福の時を過ごし
永遠に続くと信じた
幻はもう戻らない
手を伸ばしても 取り戻せない
写真の中の微笑みは
いつまでも
側にいてくれると信じていた
二人過ごした 夢の記憶は
指輪の中で輝いて
いつの日か戻るから
そう願い目を閉じる
風 すり抜けてく
心の中 乾く涙
何も手につかない程
灰色に満たされ
笑ったり 悲しんだり
沢山の時を過ごし
頼り過ぎたのかもね
居なくなって強く思う
かけがえの無い存在と
アイリスの花 枯れてしまえば
本当の終わりになるの
いつまでも忘れないで
鮮やかな紫を
生まれ変われば また会えること
祈り続けて生きていく
この命 星になっても
貴方を想い続ける
作詞・作曲 Anny
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